広島市西区・井口エリアで根を張る鉄板料理店
飲食店が多くない井口という土地で、地元を盛り上げたいという店主の思いから生まれたのが鉄板にいちだ。広電井口駅・JR新井口駅のいずれからも徒歩約6分ほどの場所に店を構え、専用駐車場2台分も確保している。近隣にはコインパーキングもあるため、車での来店もしやすい立地になっている。老若男女が気兼ねなく足を運べる場所として、地域交流の拠点のような存在を目指して営業を続けている。
営業時間はランチが11:00〜14:00、ディナーが17:00〜22:00でラストオーダーは21:00。ブログを通じて最新メニューや営業カレンダーを随時更新しており、来店前にチェックしている常連も少なくないという声が目立つ。個人的には、飲食店の少ないエリアであえて勝負する店主の姿勢が印象的だった。地元の人にとっては「いつでも開いている安心感」が、このお店を選ぶ大きな理由になっているようだ。
鉄板の上で仕上げる一枚へのこだわり
鉄板にいちのお好み焼きは、厚みのある鉄板でキャベツをじっくり蒸し上げる焼き方を採用している。この工程によってキャベツ本来の甘みが引き出され、具材それぞれの旨みと一体になった香ばしい仕上がりが生まれる。唐辛子やカレーパウダーなど調味料のラインナップが豊富で、好みに合わせて自由に組み合わせられるのも楽しい。焼そばや焼きうどんといった鉄板メニューも定番として揃っている。
店主の好みを詰め込んだ「にいちスペシャル」は、訪れるたびに頼むリピーターもいるという。もう一品ほしいときには210円の小鉢「にいちメニュー」が手軽で、ちょっとした追加に重宝すると感じる利用者も多い。鉄板料理の専門店としての軸を保ちながらも、遊び心のあるメニュー構成が飽きさせない工夫になっている。
ランチ・ディナー・テイクアウトで届ける三つの顔
昼はお好み焼きを中心としたランチ営業、夜は鉄板焼きや一品料理にアルコールも加わる鉄板居酒屋スタイルへと切り替わる。時間帯によってがらりと雰囲気が変わるため、同じ店でも昼と夜で異なる使い方ができる。テイクアウトにも対応しており、自宅や職場で鉄板にいちの味を楽しむ選択肢もある。忙しい日でも本格的なお好み焼きを持ち帰れる点は、近隣で働く人たちに好評だ。
たとえば平日のランチにさっとお好み焼きを食べて午後の仕事に戻るビジネスパーソンもいれば、週末の夜に仲間と鉄板を囲んで飲むグループもいる。使い方が一つに限定されないのは、三つのサービス形態をきちんと分けて運営しているからこそ成り立つ話だ。テイクアウトの注文も丁寧に仕上げているとのことで、持ち帰っても味が落ちにくいという声が聞かれる。
カウンターから貸切まで対応する座席構成
1階にはカウンター席とテーブル席、2階には掘りごたつ式の座敷を備えている。一人でふらっと立ち寄る使い方から、家族連れでの食事、職場の宴会まで幅広いシーンに対応できる座席レイアウトだ。2階は10名以上・5,500円以上のコース利用で貸切にも応じており、記念日や歓送迎会の会場としても活用されている。
公式サイトには予約の方法や子ども連れでの来店に関するQ&Aが掲載されており、初めての来店でも事前に不安を解消しやすい。一人利用についての質問にも回答が用意されているため、カウンターで気楽に過ごしたい人にもハードルは低い。こうした情報発信の丁寧さが、初来店からリピートへとつながる流れを自然につくっているのだろう。


