篠栗の駅近で見つけた、握りたてが並ぶおむすび専門店
福岡県糟屋郡篠栗町、篠栗駅から歩いて約6分の庄2-4-28に、おむすび屋 かぶきはある。糟屋産のお米と地元の野菜を軸に据え、おむすびをメインにした専門店として営業している。忙しい人や外仕事の人でも片手で食べられる手軽さが、テイクアウト中心の業態とよく合っている。定番の鮭や梅、ツナマヨに加え、季節の具材も入れて15〜20種類以上がカウンターに並ぶ日もある。
店内には具材の味付けを行う作業場があり、仕入れた食材をそのまま出すのではなく、味付けの段階から手をかけている。過剰に濃い味や保存料といった添加物に頼らず、日本人に馴染みのある調味料で整えているのが、かぶきの姿勢だ。営業は11時から14時、15時から19時の二部制で、ラストオーダーはそれぞれ30分前。取材で並んだおむすびを見て、正直このサイズ感と種類の多さは選ぶ時間そのものが楽しいと感じた。
テイクアウトとイートイン、両方で使える一杯
かぶきはテイクアウトだけの店ではない。店内にはイートインスペースがあり、テーブル席でランチをとることもできる。コーヒーも用意されていて、おむすびを食べた後にカフェのように過ごせるのも、この店の使われ方のひとつだ。老若男女が立ち寄る、世代を結ぶ憩いの場という位置づけが、実際の営業スタイルにそのまま表れている。
持ち帰りの実用性も具体的だ。パソコンや書類を汚しにくく、片手で作業をしながらでも食べ進められるため、職場のデスクやリモートワークの合間に向いている。短い休憩でも、お米の甘みと店内で味付けした具材の温かさに触れられる。支払いは現金のほか、D払いやPayPayなどキャッシュレスにも対応しており、駐車場は4〜5台分ある。
惣菜は日替わり、夕食の一品にも
おむすびと並んで、店内手作りの惣菜も看板のひとつになっている。白和えやサラダ、味の染みた煮物、昔ながらのおからなど、常時6〜7種類ほどが並ぶ。その日仕入れた食材に合わせてラインアップが入れ替わるため、来るたびに顔ぶれが違う。地元の野菜の味や食感を残すことを大切にした、家庭的で優しい味に仕上げている。
夕方からディナータイムまで営業しているので、仕事帰りに夕食のもう一品を探す場所としても使える。食べ切りやすい手ごろなサイズが中心で、気に入った惣菜を持ち帰れるのがありがたい。定休日は毎週水曜日と第1・第3日曜日だが、変更の可能性があるため都度案内される。不定期で障がい者支援施設で作られた野菜などの食材も置き、販売している。


